作品紹介
[制作] 2006年1月25日〜
4月27日
[場所] tokyoアトリエ

[題材] 伊藤若冲模写
[画材] アクリル絵具・キャンパス
[寸法] 143x80cm
 


旅先に、80になる祖母が、荷物の中に、私と絵を描くためにと、16色のサインペンと紙を持ってきていました。 帰国前日の夜寝る寸前まで、そんなことはすっかり忘れていました。もう眠たかったけれど、ホテルの部屋に用意されていたフルーツをカットし、旅行とは関係がないけれど、実物を見て絵を描くことにしました。  祖母のために描き始めました。ちょっと楽しくなって、寝ていた祖母も誘い、一緒に描きました。 ふと祖母が、あまりに私が一所懸命に描くからほんとうはもう寝たいけどがんばって起きて描くね。そんなことを笑いながら言いました。 私は祖母のために起きて絵を描いていたのです。祖母は私のために起きて絵を描いていたのです。 …笑、…祖母の思いやりにやっと気付きました。幼少のころから絵が好きだったことをずっと憶えていて、ここまで持ってきてくれたのです。 そして、その楽しみを、大好きだったことを、思い出させてくれました。 それから、ずっと描きたかった絵を、ついに描き始めました。それがこの絵です。…どうぞ、見てください。


■vol.8 描き始めて、85日〜90日後 
  京都の額屋さんに額制作を依頼するため、今日中にださなくちゃいけない!あ…徹夜しても色が気に入らない。だから何度も何度も何度も何度も何度も、塗りなおす。間に合うかなぁ…

左)できた! 右)カットして額屋さんへGO!


■vol.8 描き始めて、70日〜80日後 
  絵が1ヶ月ぶりに展示を終え手元に帰ってくる、さぁ続きを書くのだ!

 
キャンパスを床に敷いて描いています、立掛けて描かない具合が職業書家…。色数とサイズが大きいので、塗り残しを防ぐため使った色の配合は全て絵の横にメモ。


■vol.7 描き始めて、40日後 
  まだ描いている途中のこの絵を、瀬戸内の個展に展示します。

 だいぶ、書き進みました。あと少しで完成です。現物は現地で!
 ぜひ、この絵に逢いに、いらしてください。
 お願いします。個展はコチラ



■vol.6 描き始めて、33日後 
  バックかんせー!

さぁ…ついに、鶏に筆を入れます!
こちらも同様、好きなように、好きな色を塗るのだー!

ポイントは、首から上を、ググっと、
目は移動してもついてくるように…


■vol.5 描き始めて、29日後 
  絵の具の上にたくさんの星がキラキラキラキラ…

んとうは、太陽の光の中で描きたいけれど、昼間は書家業をしているので、どうしても描くのは電気の下で早朝か夜中。
…でも!

描いていると、絵の具がたっぷりのったところが、電気の光を受けて、キラキラキラキラ輝いてくる!少し描いただけでそこに無数の星ができてくる!そしてキラキラキラキラしてる!
すごく美しい!
ある程度描き終えて少し離れて全体を見ても、全体がキラキラキラキラしてるのです!

真夜中 ひとりで、
「あーきれい」とか言いながら、
楽しい絵描きのひと時を満喫しています!
描き始めてほんとよかった…


■vol.4 描き始めて、25日後    画材紹介

キャンパスに、マットのアクリル絵の具で描いています。画材屋さんで数時間、どの色にするか、独り言をぶつぶつ…ながら厳選した色。 本当は、ぜんぶ欲しいけど…
ハンズで買ったシルバーの筆、サイコー!



■vol.3 描き始めて、20日後 
 おっと最後のバックの色が決まらない

すきな色をテキトーに塗っていくと、背景最後でつまずいた…

何人かの人から、一番メインの鶏から描いたほうがいいんじゃないの、と言われた。私は絵の教育を受けたことがないから、どう描くのが普通なのか描きやすいのか実は知らない。 鶏の色をまだ決めてないから、今回はそのままバックから進めよう。

日常の中に絵を描く楽しみを加えたため、毎朝3時から起きて朝3時間以上、夜友達との食事も早めにきりあげ寝る寸前まで描いている。一日少なくとも3時間以上多いときは12時間は描いている。

絵は時間がかかる。
でもすっごい楽しい!
早起きしても描きたいほどの…自分でもおどろくほどの、あきれるほどの情熱!
わたしは絵を描くのが大好きです!


■vol.2 描き始めて、15日後
 バックはエキセントリックに!

絵のベースは伊藤若冲です。

わたしは、どうしても、この絵を、ずーっと模写したかったから。描きたかったから、しかもでっかくこの絵を描いてみたかったから、描いた!
こういうの、キモチいい!
見せるためでも、売るためでもなく、仕事でもなく、趣味でもなく、だって描きたかったんだもん!だから描く!
色も、バランスを重視するよりも、塗りたい色を塗っていこうと思います。

なぜかバックはエキセントリックにしたい!鶏は異様な雰囲気にしたい!そうしたいから、そうしよう!この絵はぜーんぶ自分のすきなようにするのだ〜!楽しみ!


■vol.1 描き始めて、10日後  下絵完成!

わたしは、鶏(鳥)の絵を描くのが、こどもの頃から大好きでした。…ちなみに、食べ物の大好物は”鴨”!

どれくらいすきかというと、会社員の頃、連続有給休暇最大9日間を年に一度とることができる素晴らしい制度がありました。入社3年目の私は休暇を、北海道の鶴居村に、鶴の絵を描くために、ひとり出かけ滞在していたほどです。
ずっと鶴をこの目で見てみたいと憧れていました。
すばらしかった!
あんなに大きな体が空を飛ぶのです…しかも美しい。
結局わたしは絵を描くことができなかった。
鶴の美しさに見とれてしまい…。毎日朝から夕方まで、ずーっと、ただ、見とれていました。