■2006年11月30日

    <大人になった「肩たたき券」>



忘れがちな父の日に、手紙と「書を書いてあげる券」を贈りました。
幼稚園のころ、手渡していた「肩たたき券」と、同じです。
こどものころには、その券が使われた記憶は、ありません。
けれど、「書の券」は、すぐにその言葉と関連資料が送られてきました。
たぶん、ずっと前から、思い描いていたのだろうと、思います。

父の誕生日に向けて、ずいぶん、書きました。
「ずいぶん」とは、単位があやふやなので、あえて言うと、
紙代にして30万円分は、書きました。ずいぶんな、量です。

西郷隆盛の言葉(書)でしたが、西郷隆盛より力強く書いてみたり、
自分なりに、いろいろ、挑んでみました。
けれど、結局至ったのは、父のその書への想い、でした。

父が、幼少の頃からそだった家に大きな書が飾られており、
ずっとなんて書いているのか、大人にきくこともなく、いつも見ながら…
(長いので省略)…いま自分の家で、その言葉と共に暮らしたいのだと。

自分のタッチを決めて書いていく方の書家ではなく、
想いに寄り、形にしていくことを志したことを、改めて思い返しながら、
いまの自分の手で、できることを、精一杯やりました。

この日の父へ、書を手渡せるよう、親友が、航空券をプレゼントして
くれました。本当に、すてきな友を持ちました。


そうして…


わたしのところから、うれしそうな横顔が、すこし見えました…。



               紫 拝



※展示中:フォルクスワーゲン・アウディショールーム
※12月8日22:00 NHK教育「美の壺」、必見!




     

    


                     
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