■2006年5月9日 <閉鎖的排他的「京都」のその先>


幼少の頃から、「書は目で書く」ものだと思っていました。

だから、10年後のためにも今、
『「目」を育て「バランス感覚」を養う』必要…アリ。
それはきっと、「日本の伝統美」と「本当の和」を知ること。

『日本の伝統の美in京都ベンキョーday』、を一年以上続けてみました。

スタート地点は、
伝統美の集大成だと感じていた、「本物の京料理」と定め、
多くの人間国宝に愛される祇園の料理屋へ手紙で何度かお願いし、
「月1回以上、一年間は、ひとりで通う」、ことを約束。
以前から、私の掛軸「福」が店内中央に飾られていたラッキーなご縁で、
分不相応な通いづらさは100%から、99.7%に軽減…。
用意された席は仕事がよく見えるカウンターの中央席、…ビビる。
店主の眼光に、本物とニセモノ(=わたし)を、…否応無く痛感。
力のなさだけ感じ、帰って湯船で体操座りで潜って…涙。すること…毎回。
そして、いつか本物になりたいと真剣に願う。
お金が大変だけど、時々週2回とか、通ってみる。
的を射た質問は、…いつまでもできない。
気の利いた感想が言えること、…ありえない。
ただ約束以上を継続する。

ある時、店主から「ここに行きなさい」と言われる。
周囲からすばらしく尊敬されている店主の紹介とあって、
先々で丁寧に迎えられ、一流を見、本物を感じ、大切なことを教えてもらう。
しばらく通う。ここからも「見てきなさい」と言われたアチコチ全部行く。
するとそこからまた次の本物を紹介される。(が繰り返される)。

本物だけを見、感じ、教えられたおかげで、
「目」も「バランス感覚」も、目に見えて成長っしてきました。

これが、京都!
これこそが、京都だと、やっと、わかりました。
閉鎖的・排他的と言われるけれど、
その先にあったのは、人を受け入れ次の世代や時代を育てる町でした。
日本の文化が育った町京都は=人を育ててきた歴史。

京都は、「人を育てる」、町でした。


             紫舟 拝




                     
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