紫舟 SISYU

愛氣創造

愛氣創造

「愛氣創造」(あいきそうぞう)
制作年:2018年

島精機製作所本社で展示

「『愛』
創業者の人を想うお気持ちを、愛の書に込めました。
たくさんの人の手袋が機械に巻き込まれることで、手や命までも失っていることを、技術者の立場で、救いたいという使命感と、人間愛が、全く新しい発明を生みました。まさにその想いこそが、島精機製作所様の愛だと感じました。手に向けられたお心をから生まれた会社をいうことを、いつも目にするたびに、思い返すことができるような、書体にいたしました。

『氣』
島精機製作所様の編み方を、氣の書に込めました。
氣は「メ」ではなく「米」という重要な部分にこそ、編みの形にしております。今後どのようなジャンルに進出しようとも、原点は編み機、常に立ち返れるように致しました。

『創』
創業者の、数を減らしていくという画期的な想像力を、創の書に込めました。
まっすぐ均一数の編みから数を減らし、また数を増やしていく、この様子を再現しています。この書をみたお客様から「どうしてこんな風に書かれているの?」と尋ねられるきっかけになるでしょう。その時の回答は、お客様に忘れられないものとなり、心に島会長の想いが生き続けると信じています。

『造』
軍手の5本指を、造の“しんにょう“に込めました。
この書を目にする度、従業員の皆様は創業原点回帰ができると信じています。軍手は島精機製作所様が大きく飛躍する礎ですので、偏(へん)は軍手のイメージ、旁(つくり)は吉祥の「吉」のように見立て、益々の吉に導びかれるよう、原点と未来が共存した表現にしました。」