紫舟 SISYU

DAIKANYAMA T-SITE「春宮秘画展」

12/19 - 12/25, 2020 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY, 渋谷区猿楽町16-15, 東京都, 日本

概要

江戸時代に花開いた浮世絵の中でも、今でも人気の高い「春画」。
だが日本ではまだ少し展示しにくく、堂々と見に行きにくい。
19世紀の西洋美術に衝撃を与えた浮世絵を再構築し、
浮世絵の魅力と特徴に、新しい観点から迫る。
女性の書道家の筆で芸術にまで昇華した春画の、東京初披露。

会場では、紫舟と蔦屋書店がコラボしたプレミアム文房具を発表。
滝を昇る鯉と玉を持つ龍が漆で描かれた万年筆や、
両陛下が御覧の書画「火の鳥」から引き出されたインクなど
技の粋を極めたグッズを展示。

https://youtu.be/_WS5Xo6xo7o
会期
2020年12月19日(土)~25日(金)
会場
DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15)
ごあいさつ
「なぜ、紫舟が春画を?」とよく尋ねられます。
世界では高い芸術性が評価されている「春画」、 当の日本では「わいせつ物か芸術か」という不毛な議論と、 戦前の検閲の流れを汲むともいわれる刑法175条に抵触する リスクが、私たちの世代まで引き継がれました。 紫舟アトリエは、書には「言葉に宿る言霊を文字に宿す」。 アートでは「日本の伝統文化を世界に発信する」を 信念に世界で活動して参りました。
今を生きる私たちの仕事は、 前の世代がやりのこした問題と向き合い解決すること であれば、文化人として「春画」を「日本の誇る芸術」 として次の世代へ引き継ぎたいと思うのです。
本展では春画を新しい切り口で再構築しました。 爽やかで女性が楽しめ、美しく、日本美術の伝統に連なります。 世界の舞台で日本にライムライトを照らしたものこそ、 江戸時代の浮世絵というアート。春画も浮世絵の一角をなします。
春画は、日本の伝統文化です。
そして文化は、国のアイデンティティです。